終わらない夢を

あなたならきっと描ける

なぜ髙橋海人なのか


5月6日夜、放置していたスマートフォンを手にすると通知バーにいくつか表示があった。
始めにLINEを確認するとサマステを一緒に申し込んだお友達からの「華麗に全滅だったよ」とのメッセージ。
そういえば今日が当落だったな、とメールボックスを開いた。

 

そもそものサマステ申し込みに至るきっかけといえば、一度は髙橋海人くんが舞台にいる姿を生で見たいといつからか思うようになっていた私と、いつもエイトのコンサートに連れ立っているお友達がSnow Manが好きだから。
一人で申し込むなんてとても…と思っていた私にとって大変都合の良いメンバー編成だった。お友達に同行しませんかの旨を伝えると快諾してくれたので、お互い「まあ、当たらないだろうけど(笑)」くらいの気持ちで申し込んだ。
この程度だったので名義も自分のもの一つだけ。2人で調整した3日を3回に分けて申し込んだ。
そんなわけで3通のメールを確認する。上から見ていくと落選、落選。ここで思ったよりこの二字に自分がへこんでいることに気付く。思っていたよりずっと海人くんが1人メインとなるであろうコンサートがどんなものになるかを気になっていた自分に気付く。
まあでも、それにかける気持ちの比重はさておき、ジャニオタ並びに現場というものがある全てのオタク、この二文字とはなるべく縁遠く生きていきたいものだよなと思いながら最後のメールを開くとびっくり当選の文字。
驚いて変な声が出た。同時にすごく嬉しくて一気に体温が上がったので、やはり思っていたよりずっと海人くんのことを好きになっているのだと確信した。


そんな事の顛末で7月26日にサマステ参戦を控えた私は思った。髙橋海人くんのことをもっと知っておきたい、と。

こうして、私はいつから海人くんのことを気に掛けていたのか、なぜ現場に行きたいと思うまでに好きになったのかという自己分析と、私がまだ知らない時期の海人くんのことを知ろうとネットの海に出た。(本当に便利な時代ですね。)

 

長くなるので結論から言ってしまうと、今現在わたしは髙橋海人くんのことがものすごく好きになっている。ふんわり好きだなあ~から、胸を張って、両手を広げて大好きだと言える。26日のことを思うと楽しみで身体中のあらゆるものが活性化しているような気がしてくるレベルになっている。
この胸の中にうずまく怒涛の好きだという気持ちはきっと参戦後にはもっと凄まじいことになるので、参戦前の今のうちにある程度整理をつけておきたいと思いこうして記事を書いているわけです。
まだ生の海人くんを見たことがない、まっさらな状態のドドド新規の私を記録に残しておこうと思ったわけです。

 

さて、私がどうして海人くんのことを好きになったかを書き連ねるより前に、前述しておかないといけないことは、私のジャニオタとしての歴の浅さ、経験の少なさと、腰の重さである。

現在私は関ジャニ∞のFCに入っているのみ。(蛇足ですが私は横山さんが大好きです。事務所内に好きな子はたくさんいますが担当は?と聞かれたら即答で横山担ですと答えます)
が、それさえも好きになったのは4年ほど前でまだまだ新規。
エイトにハマった時に事務所全体のこともたしなみとして知っておきたいなと思ったので、他グループについても歌番組や大きな情報はチェックしている。
そうすると必然的に他グループの現場にも興味は出てくるのだけど、そこは当方学生のため、時間はある程度割くことが出来ても、出せるお金は少ない。
加えて浅く広く好きでいる、ということが出来ない性分で、好きになったものは突き詰めていきたいので、迂闊に好きなものは増やせない。手が回らなくなっちゃうから。
お金を出すか、出さないかが自分の中でかなりハッキリとボーダーがあるので、お恥ずかしながら現場も今までエイトしか経験がありません。
そのため、ジャニーズ関係に止まらず今までもたくさんのことをセーブしてきました。これ以上好きになってはいけない、いけない…茶の間ファンで耐えるんだ…と。たまにこれは一体なんの修行をしているのだろうかと思う程に、好きなものを増やすことには慎重であるということを明言しておきます。


そんな私を現場まで行きたいと思わせた髙橋海人くん。ここまで心をかき乱される存在は横山さんに続いて2人目。なぜどうしてそうなったのか、ようやく本題ですね。ここからは自分の記憶を探りながら綴っていくことにします。

 


まず、私が海人くんのそのお顔と名前を認知したのは14年のドリボの頃だったと思います。すごーく最近ですね。
そもそも少クラを見ることが1週間のルーティーンとなったのが、14年くらいから。きっかけは仲良しのえび担の子の影響でA.B.C-Zのことをもっと知りたかったのと、Sexy Zoneのきらきらアイドル王道な楽曲が好きだから。まあ言ってしまえばデビュー組ばかりを見てました。
しかも当時の私はそのオタクスキルの低さ故、録画は見たら躊躇せず消していたので(ものすごく後悔してます笑)、BR-Dの一番古い映像は14年6月、セクゾのKing&Queen&Joker。
見返すとこの時の海人くんはバックで踊ってますね。あの時の私はひたすらキラキラ眩しいアイドルソングに聞き惚れ、マリウス葉ちゃんは21世紀の宝だということと松島聡くんは本当にダンスが上手になったと確信を得るばかりでした。

話を戻して。このドリボの頃もあくまで、認知した程度。少クラを見出して半年余り、海人くんに限らずようやく数多いジュニアの子たちの顔と名前が一致してきたぞって時期です。
特に海人くんになにか強い感情を抱いたわけでもなく、なんならこの頃は永瀬廉くんのお顔の端正なことに惹かれていました。(この後に廉くんが気になりだしまいジャニをチェックしだします)

年が明けて15年、クリエの辺りでKINGの原型が出来つつありましたが、この時にようやく髙橋海人くんは歌もダンスも上手な子なんだなあとぼんやり思うようになります。それでもまだ廉くんのお顔に合わない強めの関西弁に強い魅力を感じていた私なのでした。

 

そして夏になりついにMr.King vs Mr.Princeが誕生しましたね。

でも、正直に言いますがわたしはこの新ユニットまっっったく受け入れられなかったんです。
というのも、聡マリは世界一のシンメだと今も当時も思っている私。セクゾの人数体制問題に現実の残酷さを呪いまくってました。
Sexy周りのユニット登場時も訳が分からなかったのに、マリちゃんとユニットを組んでいたはずの神宮寺くんと岩橋くんがなぜ新ユニットに!?マリちゃんはどうなるの!?現実を呪うしかありません。
いくら廉くんの顔が好きであってもキンプリの歌って踊る姿をまともに見れません。ただただ現実が辛かった。


そんな辛い最中、私はここでようやく海人くんに惹かれだします。心中の変化をニュアンスで言うなら髙橋海人くん、が髙橋海人くん!!とエクスクラメーションが付くようになった具合に。
上記の通りパフォーマンスはあまり正常な精神で見られなかったのですが(勿体ない話ですが)、Jr.にQやゲーム企画でお喋りする海人くんにものすごく惹かれだします。
ちょっと他の子たちとは違う世界に生きてるかのようなぽんやりした発言、甘い声でのんびりお喋りするところ。
かわいい!!!!!!!!!かわいいぞ!!!!!!!!!と思いました。
歌もダンスもアイドルとしてばっちりで、どちらかというと男の子らしいお顔立ちをしているのに、口を開くとギャップもギャップ。この子独特のワールドがある感じ。大物になるぞ…と直感で思いました。

今思うと、セクゾに対してデビューしてもこんなことが起こるのかと絶望し荒んでいた私の心に、海人くんの邪気のない優しい笑顔が、彼がお話しすることで広がる優しい世界が、ものすごく沁み渡ったのだと思います。この子は私に心の安寧をもたらしていたんだなあ。

 


そして海人くんを意識的に目で追うようになっていた私はついに10月14日を迎えます。

少クラで愛は味方さとTHE DREAM BOYSを披露。

「終わらない夢を描こう」とのびやかに、センターで堂々と歌い上げる海人くんを見て本当にびっくりしたことは鮮明に覚えています。


別に初披露なわけではない。DREAM BOYSを聴くのだって初めてではなかった。舞台曲らしくて良い曲だなと耳に残ってもいた。

 

それでも今まで聴いてきたものと同じものだと私には感じられなかった。
髙橋海人くんは確かに、歌もダンスもずっと上手ではあったけど、こんなにも堂々と素晴らしいパフォーマンスが出来る子だったっけ?と思った。
こんなに目を離せなくなる程に、目を離してはいけないと思う程に、魅せ方が上手な子だったっけ?と思った。

 

長く担当さんでいらっしゃる方からしたらなにを今更、と思うかもしれない。

それでも私は、あの時センターで歌う海人くんを見た時に、アイドルとしての無限の可能性と輝きを感じました。この子の、この部分のパフォーマンスが最高だと思う場面は数あれど、ここまで一瞬間を釘付けにされたことは初めて。

 

アイドルは彼ら自身が夢を見て、夢をつくりだし、その夢を与えるお仕事。

この子なら、海人くんなら絶対に終わることのない夢を描くことが出来る…というまぶしい気持ちで胸がいっぱいになりました。

 

わずかながら私が所持しているBR-Dに映っている過去の海人くんの映像を慌てて見返しました。素人目だけれど、それでも見違えるほどにどんどんパフォーマンスが良くなってきたことが分かる。
そしてこの10月以降も見る度にキラキラして、どんどんアイドルになっていく海人くん。

 

昨日よりも今日、今日よりも明日、それよりもっと先。常に最高を見せてくれること。そのための努力、ひた向きさを欠かない一生懸命な子だということはあまり時間が経たないうちに分かった。

 

それでも新参者の私は、担当さんが丹精に綴っていらっしゃるブログを読むまで、こんなにも人を惹き付けることの出来るこの子が、当初はこのアイドルという仕事に対して前向きでいなかったことはちっとも分からなかった。

 

これに関しては、当時を知らない私がなにを言っても薄っぺらい言葉になってしまうことは重々承知だけれど、そんな時期を乗り越えて、「僕のことを見ていてください」と言えるようになった海人くんの気持ちは、これからもっと輝いていく自分の姿を見せてくれることを約束してくれる海人くんの決意は、きっとこちらが思っているよりずっと強いものなんだと思う。

 

素直で真っ直ぐで強い、美しい精神を持った人。

髙橋海人くんの描く終わらない夢を見ていられたらなと思う。

 

 

 

と、熱苦しい文を連ねたものの、冒頭にあるようにサマステ申し込み時点はここまでの熱量は自覚していなかったです…笑

ただこうして自省していくと、当時気付ききれなかった自分の気持ちを拾えた気がします。

言葉にするって大事。